始末書と反省文の違いについて

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通常のサラリーマンであれば、その所属する会社に様々な規定が整備されています。
会社の憲法とも言うべき定款はもちろん、就業規則や給与規定、経理規定、出張規定などたくさんの規定類があり会社のルールが定められています。
その会社のルールに違反した場合は、これもまたルールにしたがって処罰されます。
このあたりは国における法律と同じで会社にもその会社内で通用する法律があり、それが規定と呼ばれるものです。
この規定のおかげで会社運営がスムーズに行くというメリットがあります。
そして、ルールに違反した場合は罰則規定や懲罰規定と呼ばれる規定により処分されます。
これにより公平に処分が下されます。
上司の意思だけで罰則などの処分が決まるわけではないのです。

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そのようにして規定により罰則が決まることは労働者にとって非常にわかりやすい制度です。
上司や社長の気持ちや意思で処分されるわけではないので、この規定によって労働者は守られているということです。
その処分のなかで最も軽い処分が始末書を書かせるというものです。
例えば労働者が正当な理由なく遅刻や欠勤を繰り返した場合、上司は指導の一貫として始末書を書かせます。
これは反省文のようなものですが、反省文と違う点は始末書は懲罰規定に記された会社のルールであるということです。
一方、反省文は懲罰規定には全く記載されていません。
このように会社の規定に記載されているかどうかが始末書と反省文の違いです。
そして、この始末書を書かせることにより、本人の行動を改めてもらおうとするものなのです。
ですから始末書と反省文の違いは大きいのです。

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