始末書提出について(縦書きと横書きどちらが良いか、等)

スポンサーリンク

会社において、従業員が業務命令に違反した場合、職場の秩序を乱すような行動をとった場合、そして、社外て損害事故を発生させるなど会社の社会的信用を失墜させるような不祥事を起こした場合、その従業員に対して始末書という書類の提出を命じることがあります。
この書類とよく似たもので顛末書という書類がありますが、顛末書はあくまで問題が起こった経緯やそれに対する処置などを報告させるものであるのに対し、始末書は懲戒処分の一種である「けん責」という処分に基づき提出を命じられる反省文になります。
けん責処分においては、あくまで提出を命じるところまでが処分であり、提出がなかったとしても更なる処分をその従業員に言い渡すことは出来ないのです。

スポンサーリンク

 

従業員からすれば、提出しないという選択も出来るわけですが、会社から反省してないと見なされ、評価を下げられたり、次回同様の事を起こした場合には一気に懲戒解雇も有りうるので、直ちに提出に応じるのが無難です。
提出にあたって、縦書きと横書きのどちらが良いかという疑問が生じますが、ビジネス文書であることを考えれば、縦書きより横書きの方がより適しています。
次に用紙ですが、こちらもビジネス文書であることを考慮して、A4サイズで罫線入りの用紙を用います。
そして文面ですが、顛末書とは性格が異なるものであることに注意して、事の経緯や言い分よりも、自分が本件について心から反省をしていることに重きを置いた書きぶりにする必要があります。
以上のことに注意して、直ちに提出することが重要です。

スポンサーリンク