2回目以降の始末書の書き方

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仕事上で不祥事を起こしてしまった時に、その処分のために課されるのが始末書です。
会社が始末書を書かせる目的は、不祥事が発生してしまった原因を報告させ、再発を防ぐための対策を講じさせることにあります。
そのため、始末書の一般的な書き方としては、「不祥事を起こしてしまったことへの謝罪の言葉」「なぜ不祥事が起きてしまったのかという経緯」「再発を防ぐための対策」という三部構成にするのが定石です。
そして、末筆には決まり文句として「寛大な処置をお願いします。
」という一文を入れます。
これは、始末書が処分の一環という位置付けであることから、人事的な配慮として、大目に見てもらいたいと申し入れる意味があります。
多くの会社において、始末書は処分の重さとしては、さほど重くないとされてはいますが、定型文として入れておくのが無難です。
以上の書き方は、処分が初回の場合のものです。
2回目以降の書き方となると、少し話が変わってきます。

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初回と2回目以降の大きな違いは、「一度は再発防止策を提案したのにもかかわらず、再度の不祥事を起こしてしまった」という点です。
すなわち、初回での反省が、2回目以降に活かされなかったことを受け止めなければなりません。
そのため、2回目以降の始末書の書き方では、初回の書き方の内容に加えて、「更に厳重な再発防止策」を書く必要があります。
そして、その再発防止策には、上司などの指導的立場にある方からの監督を含めるのが望ましいです。
また、「二度と同じことは起こさない」という、硬い決意を宣言しておくことも大切です。
2回目以降の始末書の書き方の面では、以上のようなことを踏まえれば内容に不足は無いでしょう。
しかしながら、それよりも大切なことは、2回目の不祥事を起こしてしまったことを心から反省することです。
始末書を形式的なものと捉えるのではなく、自分自身の行いを振り返るためのものであると前向きに捉えて、更なるステップアップを目指したいものです。

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